2014年11月30日日曜日

じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 11月度【セルフイメージチェンジルーム】のご報告

8月の、じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ【セルフイメージチェンジルーム】を台風の影響を考えて順延したため、週末の第5週目がある11月は、2回開催しました。

11月SCR1

「自己理解」をしていくために、思い込みを外したり、無意識を覗くワークはひととおり終えたので、今月の2回は「相手理解」をすることについてをテーマに開催しました。

前半のテーマは「話のきき方」
ひとことで言うと「傾聴」です。
ここでは、カウンセリングを学んだときの知識が役にたちそうでした。
「傾聴」には、「受容」「共感」が必要だと言われています。
「受容」とは、「他者に対して決めつけない態度」のこと、「無条件の肯定的もしくは積極的関心」を言います。
「共感」とは、「自分が相手の気づきと体験について正確な理解を体験すること」を言います。

トーマス・ゴードンによる「コミュニケーションを阻む12の対応」と、「3つの攻撃行動」と呼ばれるものがあります。
このあたりを意識しながら、「傾聴」をすると、相手は「理解してもらえた」と思うようになると言われています。

「コミュニケーションの要素と影響度」として、「言葉」の与える影響度はわずか7%。
実は「ボディランゲージ」が55%で、「プロセスでの動き」が38%とされています。
「ボディランゲージ」では「マッチング」や「ミラーリング」、「プロセスでの動き」では「ペーシング」、「言葉」としては「オウム返し」や「フィードバック」を意識するといいようです。

後半のテーマは「相手をよく知る」
「傾聴」するにあたっての「応答技法」をテーマにしました。

「傾聴」による「受容」「共感」は、基本的には「うなずき」「あいづち」だけで充分とされていますが、さらに関係性を深めるために、「反射」「要約」「明確化」「リード」「質問」といった技法があります。

技法を知ったうえで、「効果的な話の聴き方」や「マインドフルネスに聴く」ことが参考になるかと思い、取り上げてみました。
11月SCR2

とはいえ、こうした聞き方の態度や応答技法ばかりをしていて、「相手を理解する」ばかりでも、実は関係性が深まあるわけではありません。
「相互理解」が必要ですよね。
そこで、12月1月は、相手と違う自分の、感情や気持ちについて相手を傷つけないように伝える「自己開示」について、取り上げることにしています。
「アサーション」を学びます。

毎月書いていますが、【セルフイメージチェンジルーム】で理論的に、もしくは感覚的に得たものを、【マイノリティスタディルーム】で応用してもらえるような、この3時間だけでもいろんなシチュエーションに身を置くことで、実際に自己理解相手理解社会理解を深めていってもらいたい意図があります。
人は独りでは生きていけません。
人との関係性のなかで、また自分が存在する社会のなかで生きています。
深く「自己理解」をして、「相手理解」も深め、支えてもらったり支えたり、支え合いながら、自分の人生を全うしていきます。
そして、社会に存在していくのです。
【セルフイメージチェンジルーム】では、これからも「自分の個性」「自分らしさ」に焦点を当てて、ボクの話を聞いてもらったり、ワークやディスカッションをしたりしながら、参加者の方の人生に活かしてもらえるような気づきをもたらす、そして安心して自分のことを話し、支えあっていけるような「心の居場所」にしていきたいと思います。

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