2019年9月25日水曜日

「メンズ脱毛MAX星ヶ丘店」にお邪魔してきました

こんにちは。

先日、「メンズ脱毛MAX星ヶ丘店」の店長鈴木さまにお会いできる機会がありました。
メンズ脱毛MAXグループさまはLGBTフレンドリーであることを大々的に告知していただいているので、当会の紹介や趣旨をお聞きいただいて、グループやお店のこと、店長さまの率直な意見や感想もお聞きできました。
店舗にお邪魔する前にお茶させていただいて、いろんな話が盛り上がりすぎて、サロンを見せていただく時間が少ししかなくなってしまうほど、話し込んでしまいました。
次回はあまり問題ない箇所(?笑)を脱毛体験できたらと思っています。
価格もリーズナブルですし、女性もOKみたいですので、気になる方や美意識の高い方は是非お尋ねください。




名古屋 星ヶ丘店の店長のチャーミー 鈴木です。
【 星ヶ丘 】の地に 
おヒゲやムダ毛にお悩みなあなたのためのメンズ脱毛サロンです。
当店はお客様との ほのぼのとした雰囲気を
大切にしていきたいと考えております。
自分の部屋で のんびりくつろいでいるような脱毛サロン。
そのようなお店をリーズナブルに提供することを目指しております。
ヒゲのこの部分だけが気になるんだけど? VIOとヒゲを脱毛したいんだけど?リーズナブルな脱毛サロンがいいんだけど?など様々なお悩みのお声を頂いております。そのような方に寄り添いながら暖かいサロンを作っていきたいです。
当店は男性だけでなくLGBTQの方や女性の方も大歓迎ですよ。
お客様との【 ご縁 】を大切にしていきたいと思います。

メンズ脱毛MAX 星ヶ丘店 店長 鈴木

LGBTの方がリラックスして来店できる
 
世間ではLGBTへの理解が、まだまだ進んでいるとは言えません。ですがメンズ脱毛MAXは、家庭内・職場内・交友関係などで窮屈な思いをしているLGBTの方にリラックスしてご来店いただきたいと願っており、実際にこれまでに大勢のLGBTの方にご来店いただいております。
そのためにMAXでは、LGBT関連のイベントに積極的に参加・協賛して日々理解を深めています。またLGBTの店長も、自分のブログなどを通してありのままの自分をお話ししています。
ゲイの方、トランスジェンダーの方、ニューハーフの方、女装の方……MAXはどんな方でも、気持ち良く脱毛施術が受けられるサロンとして、これからも情報収集と情報発信に努めてまいります。
 
メンズ脱毛MAX星ヶ丘店
https://www.datsumou-max.com/hoshigaoka

2019年9月10日火曜日

映画『トム・オブ・フィンランド』公開のご案内

今日は、9月14日から名古屋シネマテークで公開される映画『トム・オブ・フィンランド』をご紹介します。

『トム・オブ・フィンランド』

【INTRODUCTION】
国の「恥」とまで言われた男は、世界中の人々の「自由」と「誇り」のシンボルになった
鉛筆一本でゲイカルチャーに革命を起こした、20世紀最も偉大なエロティック・アーティストの数奇な半生
同性愛が厳しく罰せられた第二次世界大戦後のフィンランド。帰還兵のトウコ・ラークソネンは、昼間は広告会社で働き、夜は鍵のかかった自室で己の欲望をドローイングとして表現していた。スケッチブックの中で奔放に性を謳歌しているのは、レザーの上下に身を包み、ワイルドな髭をたくわえた筋骨隆々の男たち―。トウコが仲間とこっそり楽しむために描き続けたそれらの絵は、「トム・オブ・フィンランド」の作家名でアメリカの雑誌の表紙を飾ったことをきっかけに、ゲイ男性たちの希望のイメージとして世界中に広がっていく。
今やゲイカルチャーのアイコンとなっている、あの美しく逞しい男性像はどのように生まれたのか? 性的マイノリティに対する差別が激しかった時代、愛する人と外で手をつなぐことすらできない理不尽に苦しみ、肉親の無理解に傷つき、それでも描き続けた彼の原動力は何だったのか? そして、フレディ・マーキュリー、ファッションデザイナーのトム・フォード、写真家のロバート・メイプルソープをはじめ、無数の人々に勇気とインスピレーションを与えた彼のえの魅力とは―。
伝説のアーティストの知られざる生涯が今、スクリーンに蘇る。
(引用:公式ホームページ http://www.magichour.co.jp/tomoffinland/

 【DATA】
『トム・オブ・フィンランド』
2017年制作/フィンランド・スウェーデン・デンマーク・ドイツ合作/116分/原題:Tom of Finland
出演:ペッカ・ストラング/ジェシカ・グラボウスキー/ラウリ・ティルカネン/ヤーコブ・オフテブロ/タイスト・オクサネン/シェーマス・サージェント/ニクラス・ホグナー
監督:ドメ・カルコスキ/製作:アレクシ・バルディ, ミーヤ・ハーベスト, アンニカ・サックスドーフ/原案:アレクシ・バルディ, ドメ・カルコスキ/脚本:アレクシ・バルディ/撮影:ラッセ・フランク/音楽:ヒルドゥール・グドナドッティル, ラッセ・エネルセン/製作:Helsinki-Filmi/配給:マジックアワー/後援:フィンランド大使館

【IMPRESSIONS】
思春期時代、それはまだ情報量も少なく、数少ないゲイ雑誌のグラビアをこっそり見る程度だったのを振り返ると、主人公の描く鉛筆一本の描写はエロティシズムを絶頂にさせたものだった。今作品を見ても鉛筆一本で描く表情やたたずまいは美しいと思えるが、情報量が圧倒的に違う今ではエロティシズムは感じられなくなってしまった。彼が表現したのは筋骨隆々でたくましい男性像。ゲイを美しいものと表現するのとは対極の表現。その分露骨な性描写が少ないのは、作品として受け入れやすいうえ、ゲイに生理的な抵抗を感じるヘテロセクシュアルにも見やすい映画になっていると感じる。
詳しい内容はネタバレを含んでしまうので、これから見る方たちのために詳しい感想は控えるが、この映画は「ゲイカルチャー」を描いた映画。時代背景は状況の説明に過ぎない。
しかし、現在ではあらゆる差別に寛容で、福祉制度も充実しているフィンランドにもこんな時代があったこと、特にゲイは悪とされた時代があったことは、知っておくべき。
主人公のトウコは自分がゲイ当事者であることに関して何の違和感も持っていない。むしろ誇りさえ感じる。戦争時のゲイバッシング、家族の無理解、エイズの社会に対する影響と差別、そしてエイズで大切な人たちを失っていくとてつもない悲しみ…。その中でも彼は自分がゲイであることを肯定し続けた。むしろ誇りさえ持っていた。彼はそんな生きる壁とは闘わずして、むしろ逃げながら、ゲイ当事者の中に勇気と誇りを与え続けた。それによって生きる希望を与えた。今更、この時代の映画が必要かどうかの議論を戦わせるべきではないというのが、この映画の正しい見方だと思う。
個人的に惹かれたのは、恋人ニパのファッション。彼の美しい顔立ちやルックスをさらに魅力的させる、当時としてはおそらくオーソドックスではないファッションセンスは特筆ものだと思う。彼がこだわったカーテンの色を好ましく思わなかった主人公も、彼の残り少ない余生のために部屋に取り入れていくシーンはジーンときた。
そして、もうひとつ、触れておかなければいけないのが妹の存在。主人公のトウコを全面的に支持し、恋敵を奪われても愛情を持って接していた彼女もトウコのゲイの部分は最後まで受け止めきれなかった。ゲイを「下品」とさえ言った。彼女が欲していた絵の才能も兄には生涯追いつかず、最愛の人を奪われ、兄がゲイであることを受け入れられなくても、愛を注ぎ続けていた彼女の苦悩にも人生を感じる。家族に愛されながらも、どこかゲイであることを受け入れてもらえない自分を重ね合わせてしまった。
最後に、言っておきたい。フィンランドと日本では時代的にも現在の状況においても、背景がまったく違う。正直、現在の日本で社会とのバランスを取りながら、生活をしている多くの日本のゲイの当事者の人たちには、今以上にゲイであることを誇りに思ってほしいと個人的には思っている。あくまで個人的に思うことだが、人としてLGBT非当事者と共存していくことより、人としてではなくゲイとして誇りを持っている自分を受け入れてもらいながら非当事者と共存していくことの方が圧倒的に自分の人生を謳歌し、充実した人生を送ることができると信じている。ゲイ当事者にいちばん観てほしい映画だと思った。


予告編:http://www.magichour.co.jp/tomoffinland/
名古屋シネマテークHP: http://cineaste.jp/