2015年9月20日日曜日

感想をいただきました Vol.4

9月7日に、カウンセリングオフィス+αにて、「社会心理学からみるセクシュアルマイノリティ」というワークショップの講師をさせていただきました。



参加された瑚摩さんが、ご自身のブログ「心理カウンセラー 瑚摩はうなぎ」でワークショップの感想を「マイノリティとマジョリティ」というタイトルで記事にしてくださいました。
ご本人の許可を得ましたので、ここに紹介させていただきます。
改行などの仕様は、このブログ用に変換していますので、ご了承ください。






カウンセリングオフィス+αさんのワークショップに参加してきました。

テーマは「社会心理学からみるマイノリティ」

短い時間でたくさんのお話があったので、自分の中ではまだ消化不良気味なのですが、忘れないうちに自分が感じたことをおおまかに書いてみます。

ひとが幸せを感じるためには、「ありのままの自分らしく生きている」と感じられることが重要。
これが大前提。

人間は社会の中で様々な集団に属しており、そこでは多数派が力を持ち、多数派の無意識の偏見や差別によって少数派は大きな圧迫を受けている。

多数派に属する方が集団の中では生きやすいので、中間に属する人も多数派に巻き込まれていく。
少数派は本来の自分らしさを出すことができず、沈黙せざるをえないことが多く、そこに大きな苦痛を感じることになる。

多数派が全く無意識のうちにか、あるいはためらいを感じながらも、少数派に対して沈黙や無関心を決め込むことは、それは結果的に少数派に対する攻撃になりうる。

圧迫を受けている側は声をあげることすらできにくい社会の中では、多数派の方が少数派の存在に気づくこと、その困難を理解しようとすることが必要である。

なぜなら多数派も少数派も等しく幸せを感じる権利があるのだから。

今回は「セクシャルマイノリティ」の方の視点からのお話でしたが、私はセクシャルで言えばマジョリティに属します。
ですが違うカテゴリーでなら他人には言いにくいマイノリティに属する部分も持ち合わせています。

一人の人間の中で、ある部分はマジョリティ、ある部分はマイノリティということは結構あることではないでしょうか。

だとしたら、マイノリティのひとが感じる苦痛というものをマジョリティの人も理解できるはず。

マジョリティとマイノリティの共存のために具体的に何ができるのか、それを考えていくことは今後の課題になりそうです。







瑚摩さん、ありがとうございました。



瑚摩さんが、当日のワークショップの中で感想をおっしゃったときが印象的でした。
それをおうちに持ち帰ってここまで反芻していただいたことは、講師としてうれしい限りです。
ボクが講師として何かを伝えたり、勉強していただいたりする内容は、多くがすっきりしないことが多いです。
家に帰ってすぐ実行できるようなノウハウを学んでいただくセミナーとは全然違います。
でも、カウンセラーとして知っておくと絶対に意味があると思うことをお話しています。
なので、こうして考え直してみたり、自問自答してみたり、姿勢を振り返ってみたりしていただける方にはとても有用だと思うし、必ず役になる場面があると信じています。
そして、こうしてその感想や考えたことを教えてくださることは、ボクにとってもブラッシュアップにもつながります。

瑚摩さんのブログ「心理カウンセラー 瑚摩はうなぎ」
http://ameblo.jp/hanasitemiyouyokoma/

2015年9月15日火曜日

じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 9月の【マイノリティスタディルーム】のご案内

今日は、次のじぶん発見プロジェクト しろにじカーサ【マイノリティスタディルーム】のご案内です。

今回は「希望ってなに?」というテーマで開催します。
高次脳機能障害の方の例を題材に、「希望」の意味についてディスカッションをしていただきます。

しろにじカーサ ロゴ

毎月第4土曜日は【マイノリティスタディ ルーム】です。

こちらのルームでは、ほかの人とどこか違う、違和感に感じているところを個性に変えていくアプローチで、よりよい行動の選択ができるように、マイノリティの題材を使って、ボクの話を交えながら、参加者のみなさんにディスカッションを重ねていただきます。

本当の「じぶん」、話してみませんか?

じぶん発見プロジェクト「

【マイノリティスタディ ルーム】

日時:9月26日(土)13:15~16:15
参加費:3,000円
参加定員:20名
場所:ナディアパーク(青少年文化センター) 8F ビデオルーム
     名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク内
     地下鉄名城線・東山線「栄駅」より徒歩約7分, 名城線「矢場町駅」6番出口より徒歩約5分


ナディアパーク地図

どなたでもご参加いただけます。
興味のある方はぜひお問い合わせください。

2015しろにじカーサチラシ表
2015しろにじカーサチラシ裏

お問い合わせ・お申し込み先

「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)

  Tel : 090(9262)8782
  Mail : info@torff-sessionroom.com

ホームページ「マイノリティのパイオニア豆腐のオフィシャルサイト」のお問い合わせフォーム、活動ブログ「豆腐の Activity Life」、Facebook、mixiメッセージ、twitterなどからもお申し込み可能です。
定員になり次第終了させていただきますのでご了承ください。
お受付させていただいた方には24時間以内にご連絡させていただきますので、メールアドレスを添えてお申し込みください。

主催:「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)

みなさんの参加表明をお待ちしております。

ワークショップ「社会心理学からみるセクシュアルマイノリティ」

9月7日に、カウンセリングオフィス+αにて、「社会心理学からみるセクシュアルマイノリティ」というワークショップの講師をさせていただきました。

こちらで講師をさせていただくときは、いつも参加要件として、「カウンセリングや心理学を学んだ経験のある方」が対象となっています。
まず、こちらでお話をさせていただくことは、ボクにとってとても意味のあることで、とりあえず、「理解しようとすること」を学んでいる方なので、第一段階としてまったくカウンセリングや心理学を学んでいない方とは姿勢が違う方にお話をさせていただけるのは、今後のためにとても有用です。
ある意味、ハードルが下がります。
しかし、それと反対に学んでいる方だからこそ、その方たちの前に立って話をするということは別の高いハードルもあります。
はたして、その資格がボクにはあるのか。
参加者の方は、そのあたりを寛大に見てくださっているので、まだまだ未熟なボクにもチャンスを与えてもらっているというきもちになれます。

社会心理学からみるセクシュアルマイノリティ1
社会心理学からみるセクシュアルマイノリティ2
社会心理学からみるセクシュアルマイノリティ4

ボクは、どこかの大学の心理学課程を学んだわけではないし、「社会心理学」についてはまったくの独学です。
自分で開催しているワークショップの中に「社会を知る」というテーマで、この「社会心理学」についてすでに2月にこのへんのお話をさせていただいていますが、どんどん学んでいくうちに、より突っ込んだ内容を他のいろんなカウンセラーさんたちにお伝えしたいと強く思うようになりました。
当初、この講座の内容について、ずっと主催者のひとり、おのちゃんとお話をしていたときは、主に「集団内で無意識に独特に働くバイアス」について、ここに視点を置いてセクマイのことをお話できるといいね、と盛り上がっていましたが、「社会心理学」について勉強を重ねていくうちに、「社会的ジレンマ」の話も重要だな、と思い始め、内容が盛りだくさんになってしまいました。
「社会的ジレンマ」「集団内無意識バイアス」「少数派と多数派」の3つについて、どっぷりお話をしました。
もちろん、「社会心理学」はこれだけではなくて、とても1回のワークショップで盛り込めるものではありません。
今回は、その入口です。
そして、セクシュアルマイノリティだからこそ感じる視点でお話させていただきました。

以下、参加されたみなさまの貴重なご感想です。

【Kさん】社会の一員である自分は、やはり安心したいので、マジョリティ視点で物事を見ていたと実感しました。
マジョリティ側の態度を高める(小さな違和感に、他者の感じ方に気づいていく)ような教育とか社会のあり方は大切だと思いました。

【Sさん】社会心理学という言葉を少し理解したような気がします。
マイノリティという言葉についても、普段意識したことがなかったので、今日は参加してよかったと思います。

【匿名希望さん】様々な集団の中で、マイノリティの人たちが圧迫を受けていて、苦しみを感じていることは想像できたが、「セクシュアル」という部分で「マジョリティ」に入るだろう自分は何をすべきなのかわかりません。
「セクシュアルマイノリティに限らず」、マイノリティの方たちのほうからは声を上げにくいのであるから、共存のためにマジョリティのほうから歩み寄ることをする必要があると思いました。


実をいうと、内容が盛りだくさんなので、今回は4時間という長丁場でお話しました。
ボク自身、4時間の講義は初めてだったというのと、話し慣れていない内容であったことは、いつもより余裕がなく、参加者のみなさんの理解度について充分配慮することができませんでした。
みなさんがじっくり考えている場面を、自分の説明がわかりにくいのかも、と勘違いしていたりもしましたが、とても貴重な講師をさせていただけたと思っています。
このワークショップでは、答えがあるものではなく、みなさんに持ち帰ってもらっていろいろ感じたり、違う視点で見てみたりしてほしい内容です。
どうしたら、よりよい社会になっていくかを考えたり感じたりしていただけるいい機会になったとは思いますが、正直、出口の見えていない学びです。

とはいえ、今回もみなさんが、ものすごく真剣に参加してくださって、セクシュアルマイノリティの理解を深くしようとしたり、どうしたらよりよい社会になるかを考える姿勢は、本当に当事者として、また数少ないセクマイカウンセラーとして嬉しい限りです。
あらためて、カウンセラーとして原点に立ち返って、今回もいろいろ学ばせていただきました。
このワークショップは、また休日開催が予定されています。
今回の経験を活かし、また次回はもっと洗練されたワークショップになるよう頑張りたいと思います。

参加者のみなさん、本当にありがとうございました。
そして、この開催を決めてくれた、おのちゃん愛子さんに深く御礼申しあげます。

社会心理学からみるセクシュアルマイノリティ3

主催者のおのちゃん愛子さんが、ご自身のブログで、今回のワークショップについて記事を書かれています。
ここでシェアさせていただきますね。

名古屋の心理カウンセラー小野綾子のブログ/「社会心理学からみるセクシュアルマイリティ」
http://ameblo.jp/counselor-ayaco/entry-12070548715.html

ココロノカタリベ/「セクマイと社会心理学」
http://co-ezaka.jugem.jp/?day=20150909

2015年9月5日土曜日

じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 9月の【セルフイメージチェンジルーム】のご案内

今日は次のじぶん発見プロジェクト しろにじカーサ【セルフイメージチェンジルーム】のご案内です。

今回は「色から自分を知る」というテーマで開催し ま す。
「色彩心理学」ついてお話をして、ワークとディスカッションをしていただきます。

しろにじカーサ ロゴ

毎月第2日曜日は【セルフイメージシェンジ ルーム】です。

このルームでは、深く自分を理解し、よりよい行動の選択ができるように、コーチング・カウンセリング・心理学などの手法を使って、ボクの話を交えながら参加者のみなさんにディスカッションやワークをしていただきます。

本当の「じぶん」、話してみませんか?

じぶん発見プロジェクト「

【セルフイメージチェンジ ルーム】

日時 : 9月13日(日)13:15~16:15
参加費 : 3,000円
参加定員 : 20名
場所 : ナディアパーク(青少年文化センター) 8F ビデオルーム
     名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク内
     地下鉄名城線・東山線「栄駅」より徒歩約7分, 名城線「矢場町駅」6番出口より徒歩約5分

https://www.ntp.co.jp/network/02nagoya-east/n-chikusauchiyama.html

ナディアパーク地図

どなたでもご参加いただけます。
興味のある方はぜひお問い合わせください。

2015しろにじカーサチラシ表
2015しろにじカーサチラシ裏

お問い合わせ・お申し込み先

「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)

  Tel : 090(9262)8782
  Mail : info@torff-sessionroom.com

ホームページ「マイノリティのパイオニア豆腐のオフィシャルサイト」のお問い合わせフォーム、活動ブログ「豆腐の Activity Life」、Facebook、mixiメッセージ、twitterなどからもお申し込み可能です。
定員になり次第終了させていただきますのでご了承ください。
お受付させていただいた方には24時間以内にご連絡させていただきますので、メールアドレスを添えてお申し込みください。

主催:「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)


たくさんの参加表明お待ちしております。